もしも、CCAアムロが種・種死の世界にいたら まとめサイト


373 ◆lnWmmDoCR.氏  『ガンダムSEED D CCA』

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ザフト軍カーペンタリア基地。
オーブを追われたミネルヴァはこの基地で修理を行っていた。ミネルヴァパイロットの
シン・アスカは遅めの昼食を買い、ミネルヴァに戻ろうとしていた。
上空を二機のMAが通過しMSに変形。ミネルヴァの方に着陸するのが見えた。
シンは走ってミネルヴァに戻ると格納庫に向かった。
格納庫にはすでに何人も人が集まっている。シンはルナマリアを見つけ話し掛けた。

「何なんだよ、あの新型。だれ?」

するとMSのコックピットからパイロットが降りてきた。
ヘルメットを取るその人物はアスラン・ザラとアムロ・レイ。

「あんたたち!なんで!!」

と言うシンにルナマリアはひじで軽く小突くと

「やめなさい!相手はフェイスよ。」

と言うと敬礼をする。シンは周りをきょろきょろ見ると手にもっていた昼食の袋をメイリンに
持たせ敬礼した。

「認識番号285002、特務隊フェイス所属、アスラン・ザラだ。」

「認識番号285003、評議会特命、ミネルヴァMS隊隊長。アムロ・レイ。乗艦許可を。艦長は艦橋か?」

と言うとメイリンが

「わたしが…」

と言いかけたところにルナマリアが割り込んで

「確認してご案内します。」

といい、二人を案内する。艦長室に向かう途中、ルナマリアにオーブを出てカーペンタリアに着くまでの
あらましを聞いた。連合軍が待ち伏せしていたこと。アスハ代表が結婚したこと。連合とオーブが条約を締結
したこと…道理で地球に降りてオーブに向かったときスクランブルをかけられた訳だ。


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艦長室につくとアスランとアムロはミネルヴァに配属になったことをタリアに伝え議長から預かったアタッシュケースを
渡した。

「ご苦労様です。アスラン、アムロ、ミネルヴァにようこそ。」

と言うとケースの中の資料に目を通し、アムロを見てこういった。

「アムロ、評議会の決定に従い本艦のMS隊はあなたに一任します。MS隊の作戦行動中はいくらアスランがフェイスと言えど
あなたの管理下に置かれる事になります。パイロットたちを宜しくね。」

アムロがアスランを見るとアスランは軽く頷いた。それを見たアムロは

「分かった。任せてくれ。」

と言うと敬礼をして艦長室から出る。外にはルナマリアが待っていた。
MSデッキに戻りたいと言うと今度は周りに何があるかを説明してくれながら案内してくれた。
デッキにはまだメカニック以外にも数人残っていた。その中の一人、シンはアムロを見つけると

「ザフトに入ったんですか?」

と強い口調で言った。

「そう言う事になる。ところでMSのパイロット何人いるんだ?」

と聞き返す。シンは生意気に言う。

「ここにいる三人ですよ。それがあんたに何の関係があるんですか?」

「おれがこの艦のMS隊の指揮をすることになった。これでも無関係か?三人、と言うと
ルナマリアにシン、あとこの男か?」

「レイ・ザ・バレルです。よろしくお願いします。」

とレイが挨拶する。
そこにまたシンがつっかかって来た。

「あんたが隊長になるてんなら力を見せてくださいよ。ちょうど基地だし俺と模擬戦やってくれません?」

生意気な言い方に少しムカッとしながらもアムロは冷静にその提案を了承した。
それはシンの挑発に乗っただけではなく実践的にMSを動かすことで各行動における問題点が
多く把握出来るからでもあった。

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